2015年9月20日日曜日

ステキな司会者と「ゆめのかよいじ」にありがとう





ある日、FB投稿で

五藤利弘監督作品「ゆめのかよいじ」が四国で放送されることを知りました。
この映画は栃尾をロケ地としたファンタジーな映画です。
ロケ地栃尾の自然がとても似合います。
その映画の四国テレビ放送を知り
ピピーンとひらめいたのです。
数年前NHKさんの朝番組に豆撰と栃尾が紹介されたことを。
それからです、「うまいッ!」の司会をなさっているTさんから
ご注文、
四国のお父さんに栃尾の油揚げをお届けさせてもらいました。
お父様はあぶらげが大好きとのこと。 それも豆撰の油揚げをとても気に入ってくださり・・・・・・。
そうした、ご縁で時々送らせていただいていることを思い出したのです。
有名でお忙しいTさんですが、幾度かメールでお話させていただいた時、とても人間的に心の広い方だという印象でした。
だから、きっとお返事をくださるであろうと信じ、すぐにTさんにメールをしました。

「栃尾の風景たっぷりの映画 です。NHK番組に、よく出演されておられる、石橋杏奈さん主演です。あぶらげ大好きなお父様に映画を見ていただけないでしょうか」とメールをうち、
そのお返事は・・・・・・。
深夜番組なのに見てくださったのです。
やっぱり、私の思っていた通りのステキな司会者Tさんでした。

その時のTさんのお父様のご感想は次の通りです。




夢の通い路、見せていただきました。」

初めは豆撰さんのお宅が映画に出て来るという興味だけで観ていた私だったが
実は、昔、新潟オジヤ山古志村だとか小出に錦鯉を見に行った・買いに行ったことをだんだんと思い出して来た。
妻と二人だけで出掛けた楽しかった旅の思い出が有ったのだ。

最初はそれだけの興味で観ていたのだが、
ストーリーが進むにつれ、学校の校舎の美しさ・ピカピカの廊下・総硝子張りの窓枠、
どこをみても私の少年時代の学校その物。
映画に出て来るあの磨かれた廊下をみたとたんに、ひんやりとした緊張を憶えずには居れなかった。
校長室、職員室の前をとおるときの緊張感等がタイムスリップして蘇ってしまった。

一体この映画を作った監督さんは歳はお幾つぐらいの方だろうか?

私が完全に共感出来る、あるひは共有出来る時代と場面設定であった。

パソコンと携帯を除いたら私の少年時代そのものだった。
そして乙女チックな美しい妖怪話しが突然震災という過酷な現実に引き戻され我に返るのだが、
この映画の、大切な、もう一つのテーマが震災であったことに気付くのである。
矢張り東北の皆様はあの震災では計り知れない心のダメージを負わされた事に改めて気付かされてしまう私だった。
世にも美しい乙女二人によって進むストーリーは的確な配役の妙を得て
脆くも美しい物語を成して進み、最後は一筋の希望を抱かせ物語を閉じてゆく。

ひさしぶりに美しい映画に出会った。

「栃尾の風景の中でお揚げを揚げている様子を是非みていただきたい。」と
この映画が、愛媛で放送されることをお教えいただいた豆撰さんに
心から感謝したい。

愛媛県大洲市の豆撰お揚げファンの、タケウチシゲノリより


この嬉しいご感想を読みながら、妙に涙があふれてしまいました。

わたしも、だんだんと涙腺が緩み、涙が頬を伝うのです。

もし、あぶらげの取材がなかったらTさんのお人柄を知ることはなかったでしょう。
もし、ゆめのかよいじのロケが栃尾でなかったら、映画のご紹介もなかったでしょう。
御縁とは本当に不思議なものです。
NHK「うまいッ!」の番組に感謝。Tさんに感謝。五藤監督に感謝。
Tさんのお父様に感謝。
そして、栃尾の油揚げ作りができることに感謝。

いつか、四国でお医者様をなさっておられるTさんをお尋ねしたいような気持になりました。
それからシゲノリ先生!ごめんなさい映画のお家は
豆撰のお家ではなかったのです。残念今度は使ってもらいましょうか?

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