2024年4月15日月曜日

おまかせ

 



ストレス満開

もうだめ

夕飯なんてできない

外食すること決定

お寿司屋さんに直行

店主、何にしましょうか?

今日は考えることできません

おまかせします

サヨリ、ホッキ、アナゴ、サバ

いつものメニューである

店主の記憶って凄い

ひとりひとりの好みを覚えているんだ

なんだか、クヨクヨしている自分に

活力を与えてくれた

よーし

やるしかないでしょう

そこへ同期の保育士登場

七夕コンサートに誘われて

あぶらげ持って聞きにいくわよ

元気をもらう

まだまだ頑張らなければ

今朝並んだチューリップも

古希ちかしわたしに

応援歌を聞かせてくれた


日日これ好日





2024年4月9日火曜日

お花のパレード

 


我が家の豪華版です。クンシランが並びました。お父さんありがとう!

いつも素晴らしい花を咲かせてくれて。感謝しています。

だんだん、二人の話題は今後どうなるかと不安の話題が多くなっています。私たちの行く先は介護施設。と決まっているような会話です。でもできるだけ老夫婦2人で頑張りたいと思います。

まだまだ大丈夫ですよと笑っているクンシランたち。

そうそう先日植木鉢に中で冬眠していたカナヘビちゃんも元気よく草の中に飛び出しました。

日日是好日



2024年4月8日月曜日

バーコードがないから

 イタリアから孫が数冊の絵本を読んでくれた。もちろんfesutaimuで繋がって。

ひらがなとカタカナが読めるようになり、ちょっとお得意顔で読む孫。

ババはグーサインを送る。

その後、図書館ごっこをする。私は借りる役を仰せつかる。テキパキと絵本の裏に何やら、ピーピーとかざす動作をしている。

ノンタンの絵本を貸せてください。

すると、ダメです。ないです。ないないと慌てる孫。よく聞いてみるとバーコードがついていなかったようです。

お貸しできません。の結末となりました。

便利は不便利子供の世界までも浸透していることにはてな❓これで良いのか。

日日是好日




2024年4月2日火曜日

刹那の夢がたり

 


刹那の夢がたりコンサート

開演ブザーで幕が上がる。スポットライトの中。

そこには76歳の青年が、2000人の観客全てに歌を届ける。その歌はマイウェイではじまった。今回のコンサートテーマは「刹那の夢‥‥‥その時を想い出してください」と語り歌が続く。

私は16歳だった。はじめて恋をした。刹那の恋だった。半世紀も前の恋なのに、いまだ冷めぬ恋心を思い出した。はじめての恋はあっけなく終わってしまったのに想いは続いていると思った。

昨日観た映画「人間失格」と歌い手の人生に接点などないのに交差する。交差する一点に刹那の夢が見えた。

コンサートの余韻に浸り夜9時に帰宅するとリビングから灯りが漏れている。リビングからバスルームへの戸が開いていて、中戸は半開きである。

夫は私の帰宅に気がつくようにしていた。ひとりでの夕飯は味気なかっただろう。

布施明コンサートは今回で4回目である。45年前新潟公会堂でのコンサートがはじめてだった。まだ付き合ってもいないのに、先輩が行くはずのチケットが私に回ってきた。その時、知り合いの人を誘ってみた。

その人は車を持っていたから丁度よかった。チケットを無駄にせずちょっと気になっていた知り合いの人は今私を待つ夫である。

歌の上手い歌手は多いけれど、76歳で歌い上げる完成度の高さに驚くばかり。一呼吸もしないで愛と恋を歌い上げる。メロディと詩が切なく心に沁みる。その感動をどう伝えたらいいのだろうか。

この歌い手は疲れを知らないのか訓練か。人間失格に登場する3人の女性の映像と歌が重なる。

太宰治の妻役は宮沢りえ。凛とした和服姿がとても似合う。太宰治の才能を死ぬまで信じて認める真の強さと愛情の深さなのだろうか。

愛人役の沢尻エリカはまさに地を行っているようだ。わがままで妖艶で、子どもを欲しがる。その子は太田治子。一度は読んでみようか。

三人目の愛人を演じる二階堂ふみの迫力は凄みだった。天才かもしれないがあんな男なのに、自分のものにしようとする女の意地だろうか。

太宰治は最後には自らは命をたちたくなかったと思った。どうせその時は来るのだから、その時まで子供達のために生きたかったのではないだろうか。

刹那の夢がたりコンサートも終盤。2時間近くをひとりで歌い続けるこの歌手の底知れぬ歌のドラマに感無量。オーチャードホールも素晴らしく、妹に連れてきてもらってよかった。感謝する。

数々の人生の想い出を歌に映しているのだろう。数人の女性の顔が浮かぶ。ひとり息子は今どうしているのだろうか。今、歌い手を支えている若い妻はどんな人だろうか。

日日是好日

2024年3月25日月曜日

春らんまんを楽しむ






ウオーキングをかねて、雪国植物園に友とふたりで出かけた。
咲き始めたばかりの山桜、雪割草、ショウジョウバカマ、ナニワズ、キンセンカ、マンサクを見つけて喜ぶが、なかなか妖精たちの名前が出てこない。つい最近まではスラスラ言えたのに。ナニワズの名前は初めて知る。Googleで検索で。ところが一歩歩いた途端に「なんていう名前だったかしら」と認知症予備軍のふたり。浪速屋の柿の種を思い出し妹の名前の一字の「ず」をつける。ということにする。なんとか覚えたようだ。新しく覚えるのは、思い出すよりも難しい。これが古希への道かと少々自分にがっかりする。
水分補給にベンチを見つけて腰をおろす。片手に持っていたスマホをベンチに置き、水を飲む。ゆっくりと花を愛でながらの散策はそれほど喉も渇かない。行き交う人たちは、私たちの2倍速で通りすぎていく。「本当にいけるかしら?私たち」と
10月のアンナプルナトレッキングツアーのために新調したトレッキングシューズを見つめ、老人は形から先に入っているのであると自嘲する。森へ招待してくれたのは花ばかりではない。野鳥の共演もまた楽しからず。と歩き出したが「スマホがない」、水を飲んでベンチにおき忘れたことに気づく。とその声に反応して、旅人の男性が「案内所に預けてきましたよ」やれやれまたやってしまった。どうしてこうなるのだろう。これは認知ではない若い時からの習性である。さて、そろそろ帰りましょうか。なんだか変だ。朝起きた時から喉が痛かったのだが悪化したようだ。これは大変と家に戻ってすぐに一袋しかないパブロンを飲み、爆睡。夕飯まじかに、スマホで焼肉のタレの作り方を夫に、友には野菜を切るようにお願いする。夫曰く俺たちにもスマホで指示するのかと笑っていた。
養生は成功。焼肉は美味しかった。友よ、夫よ後片付けは頼む。
日日是好日

2024年3月17日日曜日

ババおねがい



 我が家の2階に置いてある盆栽の中に、眠っていた「トカゲ」を夫が発見。まだ外は寒いので金魚の水層に仮住まいさせ、大きな葉っぱで暗い場所を作ってやる。

孫に話すと

「ババおねがい。わたしがにほんにいくまでかっていて」と懇願。

ババ「でもババ達は虫の餌を探せないから春になったら外に逃してやらないと可哀想だからね」

孫「わかった」とちょっと残念そうでした。

夏には外でいっぱいトカゲさんにあえるでしょう。

日日是好日

一月遅れの雛飾り



栃尾の雛飾りは旧暦の4月3日です。1日早く仕舞うと娘は早くお嫁に行けると祖母から伝え聞いている。実家には瀬戸の焼き物の雛壇があった。みかん箱くらいの大きさの桐箱に入っていた。明治からあったのかその前だろうか?私が幼少の時には鼻がかけたりしていて、まともな雛人形はなかったような気がする。その代わり熊にまたがって、マサカリを担いだ金太郎さんなどの飾り物があった。

小さなひなたちだったが箱から取り出し、箱を台にして赤いちりめんを敷いて、ひとつひとつ丁寧に並べた記憶がある。10歳違いの叔母と妹と一緒に並べた。叔母がお嫁に行き、祖母が亡くなり

いつのまにか小さな雛壇は物置に隠れてしまった。

私も家を離れ娘と一緒に飾った昭和の雛人は平成の水害で流されてしまった。

今日飾った雛人形はお友達から頂いた手作りの雛達です。もうひと組頂いた雛人形はイタリアに送ってあります。娘から写真が送られてきました。

孫がお嫁に行くのはいつかしら、まだ6歳だから、後20年はかかりそう。私は生きていたら90歳。この小さな雛達をそれまで飾れますように!

日日是好日